不動産が競売で売却されるときの流れ

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競売

一般的には競売を経験する方は少ないので想像もつかないと思いますが、競売を理解することで競売に陥ることを避ける意識も強くなります。ここでは競売を理解するために競売開始決定通知を受け取ってから競売にかけられて家を失うまでの流れを追っていきましょう。

 

[目次]
1.競売物件の調査(競売通知から2ヶ月後)
2.入札機関の通知(競売通知から4ヶ月後)
3.入札開始(競売通知から6ヶ月後)
4.所有権移転(競売通知からおよそ8ヶ月後)
5.債務整理
6.まとめ

 

1.競売物件の調査(競売通知から2ヶ月後)

 物件の調査が開始されます。調査は、裁判所から派遣された執行官が行い、調査資料を作成します。その資料に基づいて、プロの鑑定士が競売の基準となる鑑定資料を作成します。

2.入札機関の通知(競売通知から4ヶ月後)

 入札期間を知らせる通知が届きます。また競売情報が、新聞やインターネットで公開されます。

3.入札開始(競売通知から6ヶ月後)

 入札が開始されます。これはヤフオクなどと同じ仕組みで、提示された商品(競売物件)に対して、ここまでなら払っても良いという金額を入札者が申し出ます。複数の入札者があった場合は、その中で最も高額を申し出た人が落札者となります。
最近では、全国の裁判所物件を次のサイトで検索することができます。

BIT:不動産競売物件情報サイト

4.所有権移転(競売通知からおよそ8ヶ月後)

 落札者が入金を済ませると、物件の所有権が落札者に移されます。その段階で所有権が移転されます。そうなるともうあなたの住宅ではなくなるので、出て行かなくてはなりません(つまり、立ち退きを余儀なくされます)。あなたがそのまま居座った場合は、落札者は法的な手続きに基づいて、あなたを強制的に立ち退かせることができます。

5.債務整理

 落札された金額以上に債権者(保証会社)へ支払うべき金額がある場合は、その差額を保証会社に支払わなければなりません。競売にかけられたたそれで残債がチャラになるわけではありません。その差でも支払いが困難な場合は、自己破産などの債務整理をすることになります。

6.まとめ

 競売だと市場価格(相場)の約50%~70%で落札されてしまいます。また、だれでも見ることができる媒体(新聞やインターネット)で、公開されるため、近所に住んでいる人であれば、あなたの家が競売にかけられていることが分かってしまいます。更に、裁判所の閲覧室では競売情報の他に、個人情報も公開されてしまいます。できれば競売は避けたいですね。その場合は、任意売却という方法があります。差し押さえられると所有権がなくなり任意売却もできなくなりますので早めの意思決定が必要です。

任意売却って普通の売却と違うの

競売になる前に任意売却で家を売りたい

 

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