どんな商品でも値決めは一番重要です。家を売却するときは経済状況や不動産市況、需給など多くの要素が絡み合うために売出価格の決め方も難しいですね。高すぎると売れるまで時間がかかりますし、安すぎるとすぐ売れるかもしれませんが損をするかもしれません。売出価格の決め方や売出価格を下げるタイミング、売出価格を下げずに賢く売る方法を教えます。
[目次]
1.成約までの3つの価格
2.売出価格の決め方
3.売出価格を決めるときの3つの注意点
4.まとめ
1.成約までの3つの価格
1−1.査定価格とは
査定価格とは、不動産会社が不動産を仲介する場合に過去の取引事例、公示価格などから算出した参考であり、助言価格です。このくらいの金額なら売却できると考えられる金額で、5000万円から5500万円としばしば価格帯で表現されることもあります。
1−2.売出価格(媒介価格)とは
1−3.売買価格(成約価格)とは
売出価格(媒介価格)は、成約につながらないと何度か売出価格を変更されるものです。売買価格は購入希望者と合意された金額になります。
2.売出価格の決め方
2−1.不動産トレンド、販売事例から相場を把握する
インターネットを使うことで、不動産に詳しくなくても、どのくらいで売れそうなのかある程度把握することができます。例えば、
・インターネットで周辺物件の売出価格を調査する
・マンションであれば、過去に同様の物件が販売されていることも多い
・公示価格から推定する
などの方法である程度の予測を立てます。
マンションであれば、過去の売買履歴を検索すれば、近い間取りやフロアが違うが同じ間取りなどの売買事例も検索できることもあります。そのような事例を参考に経済動向や不動産市況を反映して相場を把握します。
2−2.査定依頼を出して不動産会社の意見を聞く
自ら不動産のトレンドや販売事例を把握した後、不動産会社に査定依頼を出して、これなら売れそうだという市場価格から1割程度金額を上乗せして売出価格とするのが良いでしょう。つまり、5000万円と査定されたら最初は5500万円から売りに出すということになります。不動産価格が安定あるいは上昇しているときはそれでも十分買い手がつきます。付き合いのある信頼できる不動産会社を知らない、ということであれば、NTTデータグループが運営する<信頼、安心と実績の三拍子が揃ったHOME4Uの売却査定>を使ってみてはいかがでしょう。
2−3.検索を意識した価格表示
最近ではインターネットを使って物件を探す人は9割を超えます。そのため、家を売る側も、物件の検索サイトをうまく使いこなす必要があります。
例えば、4000万円台で物件を探している方には、5000万円と売出価格を設定してもアクセスされません。検索サイトでは、SUUMOのように、検索条件が◯◯円以上◯◯円未満のサイトもあります。1円違っただけでも物件を検索している人の目にとまりません。このような場合には、4990万円とか4980万円と設定し、検索条件に合致するよう工夫することも大事です。また、4980万円の方が5000万円よりお買い得感があり心理的にも効果があります。
3.売出価格を決めるときの3つの注意点
3−1.査定価格に対する思い込みと売出価格
売主の中には、不動産会社から提示された査定価格で”売らなければならないのか”という思い込みを持っているからも少なくないようです。また、”こんなに査定金額が安いのか”と落胆して売却を諦めてしまう方も多いですね。しかし、査定金額が売り出し価格になるわけではありません。査定金額はあくまで過去の売り出し事例や公示価格を参考に算出したものでしかありません。 売れる売れないは購入したい人がいるかどうで決まります。つまり、今不動産価格が上昇しているから、とか、このマンンションは人気だから強気に売り出し価格を設定すると言ったように査定金額に上乗せして売り出し価格を決めても良いのです。買い手がいれば売れますし、買い手が現れなければ売れないだけです。査定価格はあくまで助言価格(参考価格)でしかありませんので、”いつまでに売れないと困る”というような制限がなければ、自分の希望価格で売り出してはいかがでしょうか?ただ、強気の売出価格でも、不動産会社にとっても売買契約の可能性があれば手数料収入が増えるため協力してもらえますが、市場価格と大きく乖離しているようであれば、なかなか売れない物件ということで他の物件に力を入れてしまい、販売活動を疎かにされることもありますので注意ください。
3−2.値下げのタイミング
不動産市場での売買は繁忙期である1月から3月が一番多いのは確かですが、この繁忙期に合わせて値下げを考える必要はあまりないと考えます。賃貸市場では年間の大部分の契約がこの繁忙期に行われますが、売買は年間を通じて動きがあります。つまり、良い物件があれば購入したいという方も結構多いわけです。
3−3.値下げるを考える前に、ホームステージングを使ってみよう
4.まとめ
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運営履歴 | 2001年11月~ |
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