ホームステージングは日本では残念ながらまだ浸透しておらず、家を売却する際にホームステージングを利用して効果があるのかなど様々な疑問を持たれると思います。ここでは40年近くの歴史がある欧米での研究結果を参考に、家にホームステージングを使う場合の費用とその効果について解説します。
[目次]
1.ホームステージングの日米比較
2.ホームステージングの効果
3.売れなくて販売値段を下げるより効果あり
4.まとめ
1.ホームステージングの値段の日米比較
米国のホームステージングの値段は、売却価格の1%程度と言われています。つまり、5000万円の物件では50万円程度です。 日本ではこれから市場成長が期待されるサービスで、統計的にこれが標準という値段はありません。 日本で数多くの実績があるホームステージング・ジャパンの料金は、
- ベーシック 15万円(キッチン・リビング)
- スタンダード 30万円(キッチン、リビング、水回り)
- フルパッケージ 売買価格の1%から2%
となっています。首都圏を中心に展開されている会社ですので、スタンダードプランで想定すると、首都圏の平均売買金額から考えると売買価格の1%程度ということになります。
2.ホームステージングの効果
日本ではホームステージングの効果については、市場として立ち上がり時期でもあるため定量的な数値はありません。 米国では、調査研究も進み、ホームステージングにかけた費用の6倍のリターンがあると報告されています。
つまり、50万円の費用をかけると、300万円のリターンがあるということになります。ということは、5000万円の物件が5300万円で売却できることを意味します。 ホームステージングの効果は物件により異なりますので、物件次第ではありますが、効果がある物件であればホームステージングを利用しない手はないですね。
物件価格帯 | 費用 | 効果 | 利益 | 最大売却金額 |
2000万円 | 30万円 | 120万円 | 90万円 | 2120万円 |
2000万円〜3000万円 | 30万円 | 180万円 | 150万円 | 3180万円 |
3000万円〜4000万円 | 40万円 | 240万円 | 200万円 | 4240万円 |
4000万円〜5000万円 | 50万円 | 300万円 | 250万円 | 5300万円 |
3.売れなくて価格を下げるより効果あり
売主は家が売れる前に費用をかけることに対して躊躇する方もいるかと思います。
しかし、物は考えようです。不動産の売買は経済の状況にもよりますが、売却者の期待する金額ではなかなか売れないものです。その場合、一般的には販売価格を徐々に下げて販売することになります。 販売価格を下げて買い手の興味を引き寄せるために100万円以上引き下げることになります。ホームステージングを利用せずに販売価格を引き下げるよりも、ホームステージングを利用して、販売価格を引き下げずに売れるならその方が効果が高いといえます。 言い方を変えれば、少なくともホームステージングを利用して資産価値を維持して売却することができます。
ホームステージングはその効果を十分に発揮し、その値段は十分理にかなっていると言えます。売主に売却価格だけでなく、早く売れる、資産価値を維持できるなど多くのメリットを提供することができるサービスです。
4.まとめ
日本でも、ホームステージングの導入も活発になってきており、次の「ホームステージングのトレンド」に記載したように仲介大手不動産会社でも売却サポートメニューの1つとしてホームステージングの提供をしていますので活用すると良いでしょう。
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