プロのホームステージャーに頼むメリット・デメリット

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 最近ホームステージングを利用する方が増えてきています。ホームステージングは本当にプロのホームステージャーに頼まないとできないものでしょうか?プロのホームステージャーに依頼するメリット・デメリットをご紹介します。

 

[目次]
1.ホームステージャーに依頼するメリット
2.ホームステージャーに依頼するデメリット
3.まとめ

1.ホームステージャーに依頼するメリット

1−1.売るための演出ができる

 ホームステージングは家を売却するときに、住まいを小道具などで装飾し、買主にその住まいでの生活イメージを持ってもらうことで購買意欲を引き出す手法です。それは”住んでいる人の家族の素晴らしさ”、など家族を表すことではなく、買主が住んだ場合のイメージを引き出しことにあります。これは似ているようで全く異なります。”家族を表す”とそこには個性が表れますが、個性を表すことは家の販売には逆効果になります。誰が購入するのかわからないため、ホームステージングはむしろ個性は排除します。これを英語ではかneutralize(中立化する)と言います。自分で行うとすると「旅行の写真はすばらしいから是非飾りたいな」とか「友達からもらったプレゼントを置きたい」などと物に対する思い入れもあり、どうしても個性が残してしまうことになります。その点、プロのホームステージャーに頼めば、「売却するためには何が必要か」という中立的な視点で演出を行ってもらえます。

1−2.短時間でできる

 プロは経験や実績がありますので短時間でよく見せることができます。一言で言えば手際が良いですね。また、余分な物を処分したり、どこかへ預けたりすることが必要になりますが、そのようなサービスを揃えている会社もありますので短時間で終わります。自分で行うと預けたり処分するサービスを探すところから始まり時間がかかってしまいます、

1−3.センスがある

ここはどうしても人に依存する部分ではありますが、一般的に素人が個人で行うよりも見せ方、工夫の引き出しが豊富です。買主の目線で家具の配置や小物を用意し、演出してもらえます。

1−4.ホテルのような新しい雰囲気での生活

 居住中でホームステージングを行った場合、いつもとは違ったセンスのあるホテルのような素晴らしい雰囲気のお住まいで過ごせるというメリットがあります。あくまで副次効果ですが、物件の本来の価値を肌で感じる貴重な時間と思います。

2.ホームステージャーに依頼するデメリット

2−1.販売による成約を保証しない

 プロであると言っても成約を保証しません。あくまで販売の手助けをするだけです。成約には、価格設定や物件価値、購入者ニーズとの適合性など様々は要因が関係します。物件を演出し、買主の購買意欲を刺激することがホームステージングですので、成約を保証することはできません。

2−2.お金がかかる

 当然、人を使うということはお金がかかります。日本だと物件の広さにもよりますが大体20万円から30万円が相場です。ただ海外の研究結果として、このお金を賭けた以上のリターンを得ているという結果が多くのこっていますので、実際にはデメリットは少ないかもしれません。お金をかけたくないので自分で行いたいという方は、次の「居住中の住まいでの内見対応術」を参考にしてください。

居住中の住まいでの内覧対応術

 

2−3.センスが人によりばらつきがある

 欧米では第3者機関によるホームステージャーの認定制度が古くからありますが、日本では欧米のような認定制度は残念ながらありません。そのため、依頼する人によりその良し悪しが依存してしまう傾向があります。これは欧米では資格保有者が個人でホームステージングサービスを提供していますが、日本ではそこまでには至っていません。日本の場合、人によるホームステージングのばらつきを会社のマネジメントとして無くし、質の良いサービスレベルに仕上げる仕組みが必要になってきます。

2−4.居住中は家族の協力が必要

 居住中物件は、当然、住みながら販売しています。そのため、折角ホームステージングで演出しても徐々に生活感が現れ、その効果が低減してしまいます。そのため、夫婦や両親などの同居者にも協力をもらい、演出効果が長持ちするように工夫する必要があります。演出した部分の写真を撮っておき、内覧者がある前日にはその写真をみてできるだけ元に戻す協力が必要になります。しかし、小さなお子様がいる場合には”その協力”は得られずどんどん散らかってしまうため、居住中の物件をホームステージングで演出することは避けるべきでしょう。

3.まとめ

 ホームステージングは、コツを理解すれば自分でもできますが、作業時間や作業効率、コストパフォーマンスを考えるとプロにお願いした方が良いでしょう。ホームステージングサービスは、居住中でも空室でもどちらでも適用できるサービスです。早く売却したい場合に十分その効果を期待できます。ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
 一方で自分でお金を払わなくても、不動産会社のサービスで利用できるホームステージングがあります。専任媒介契約が条件ですが、野村不動産アーバンネットではホームステージングサービスが無料で利用できる売却サポートがあります。大手不動産会社は各社売主のために売却サポートメニューを取り揃えていますので、自分にあったサービスを見つけることができますよ。

 

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