住まいを素敵な空間に!「部屋を広く見せるインテリアの手法」書斎コーナー

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作業書斎

インテリアデザイン講座:部屋を広く見せる手法「リノベーション・デザインリフォーム」

収納や本棚を造りたい、でもお部屋をすっきり広々と見せたいですよね!そういう時に参考にできる「書斎コーナー」のインテリアデザインの3つのコツを教えます。

1.照明を仕込んだオシャレな書斎コーナー
2.書斎デスク下を利用した賢い収納スペース
3.家族全員で使える、多目的機能のデザイン書斎

 

1.照明を仕込んだオシャレな書斎コーナー

1つ目のコツは、収納や本棚を造りたい、でも、お部屋をすっきり広々と見せたいですよね!そういう時は、写真のような、デスク付き書斎コーナーの上部を利用し、照明まで埋め込むと、スタイリッシュな雰囲気まで醸し出すことができます。

この写真の書斎は、弊社が設計デザインしたのですが、上部が扉付きの本棚で、本棚の下に、手元を照らす棚下用ダウンライトを付けました。

扉付きのため、すっきりと片付いて見え、しかも、お部屋の壁と同じ白い材料で作った為、圧迫感もありません。扉には、内部の本が飛び出さないように、耐震金物を付けました。

ここでもポイントですが、上部に空きがあると埃がたまるので、天井まで吊戸棚にした方が良いでしょう。書棚は、天井内部の補強材から吊る構造にし、重さに耐えられるようにします。

棚下に、棚下用薄型ダウンライトを仕込み、ほんのり温かみのある電球色や温白色の光で、そこだけ間接照明になり素敵です!

2.書斎デスク下の賢い収納スペース

2つ目のコツですが、デスク下の空間を利用する事です。デスク下の奥のスペースを、扉付きの本の収納にしています。座った時に脚がぶつからない程度の奥行きの収納で、A4の本の奥行き210㎜寸法で作ってあります。扉があった方が、埃も中にたまりません。デスクにも、浅い引き出しを付けて、文具や書類が沢山入ります。

更に工夫した事は、デスクと吊戸棚の間に、薄型のパソコンデスクトップを置き、デスクの奥に配線孔を設けました。配線孔からパソコンの配線をデスク下に通し、隣のウォークインクローゼット内のプリンターに繋げた為に、配線が見えずにスッキリしました。

クローゼットの引き戸を鏡にしたので、デスクが繋がって見えて、より広い空間に見せる事が出来ます。

3.家族全員で使える多目的デザイン書斎

3つ目のコツですが、実はこれが一番お話ししたいポイントです。書斎というと堅苦しいイメージがありますが、ここでは、突き当りの壁面の一面を使っています。書斎というより、インテリアの一部として壁面構成のデザインとして処理しています。

いわゆる、ご主人だけのスペースではなく、奥様や子供たちと、誰でも利用出来る公開空間となっています。

昔のように、書類や本の山積みという書斎特有の雰囲気は、現代では見受けられなくなり、全てコンピューターの時代です。お子様に、「勉強しなさい」と口酸っぱく言うより「一緒に勉強しよう」と言って、並んで親子で勉強やお絵描き、工作などが出来る・・・そんなスペースです!

最後に気をつけたい事は、棚下ダウンライトを、うっかりLEDの中でも、青白い光のものを選んでしまうと、雰囲気がお化けっぽくなり雰囲気が異なってしまうので、LEDの色温度に気をつけるなど、器具の選択に注意してください。机上は明るい事にこした事はないのですが、雰囲気も兼ねていますのでLEDでも「電球色」や「温白色」がお勧めです。

照明の色温度

又、メラミン化粧板という新建材を使う事が多いですが、扉の垂直面は、同じ色に統一する場合も、作る工事の方はコストカットでポリ板を使う事があります。ポリ板は、耐候性に乏しく日の当たる部屋では白は、黄ばむ事があるので、注意が必要です。そういうシーンでは、扉にもメラミン化粧板を指定しましょう。

 

 

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